みらい
本ページでは、筆者のこと、本ブログの運営目的について簡単にまとめたいと思います。
- 20代IT勤務(6年目)
- 大阪在住
- 幼少期からレベル3の手掌多汗症持ち
- 額、脇、足も軽度の多汗症
- 趣味は読書、サッカー観戦、アニメ鑑賞
- 在宅ワークきっかけで料理に目覚める
友人のゲームを水没破壊させた幼少時代
僕が多汗症を強く意識しはじめたのは、小学5年生のときのある出来事がきっかけです。
友人宅でテレビゲームの大乱闘スマッシュブラザーズに熱中していたのですが、なんと友達のコントローラーを手汗で破壊しちゃいました(笑)
最初は、使いすぎで壊れただけだろうと思っていたのですが、そういうことが1度きりじゃ無かったんです。
母親にその話をすると、自分専用のコントローラーを買ってもらえたのですが、そのコントローラーもすぐに使い物にならなくなりました(笑)
そのあたりから、「自分は人よりも汗をかきやすい体質なんだ」と認識し始めます。
本格的に「汗」を意識し始めた中学時代
その手汗は、成長するにつれ悪化しているような感覚がありました。
授業中、プリントやノートが汗でふやけることはもはや日常で、先生から返却されるテスト用紙がいつも一人だけ黄ばんでるんですよねw
「なんでお前の用紙そんなしわくちゃなん!?」とつっこまれ続けた3年間でした(笑)
特につらかったのは、友達とのボディタッチはもちろん、人の所有物にさえ気軽に触れられなくなったことです。
「こんなびしょびしょの手で触られると嫌だろうな」と、物の貸し借りも消極的になるわけです。この時は、ボールペンや携帯電話の手渡しさえ躊躇ってましたね。そのせいで潔癖症と勘違いされることもありました。
あとはトランプゲームなんかも地味に地獄でしたw
開き直れた高校時代
そんな中学での3年間とは打って変わって、高校時代は多汗症で悩むことがほとんど無くなりました。
というのも、友人に手汗のことをイジられても、上手い具合に開き直れるようになったんですよね。皆に手汗のことを知られてからは、対人では前向きに振る舞えるようになっていきました。
高校では部活動、アルバイトに明け暮れていたので、手汗で悩む暇がなかったというのもあるかもしれません。とはいえ、症状自体は改善されていないので、読書や勉強中の不快感は拭えない感じです。
再び多汗症に悩まされた会社員時代
その後も、外で手汗を意識する機会はほとんどなく就活も順調に進みました。そして、念願のWebマーケのスタートアップに就職!
しかし、入社後再び多汗症を強く意識するようになったんです。
例えば、こんなシーン。
- 重要書類が汗でふやける
- 営業先の担当さんと握手する際に手がびしょびしょ
- それゆえに上手くコミュニケーションが図れない
- 会社の機材や商品に触れるのを躊躇う
営業先で手を交わす際に汗でびっしょりなのは流石にマズイですよね。直前にハンドタオルでしっかり水分を拭き取っても、2秒後にはじわじわ汗がでてきてます。
こういった具合で仕事に支障が出るようになってから、初めてインターネットで手汗の治し方を詳しく調べるようになりました。
初めて手のひら専用の制汗剤を試す
真っ先に試したのは、手のひら専用のデオドラント製品です。
ネットの情報を漁ると、「オドレミン」という塩化アルミニウム薬がよく効くと評判だったので、すぐに取り寄せて3週間ほど使用してみました。
ですが、僕の手汗にはほとんど効果があってないようなものでした(>_<)
手のひらがザラザラになり、ほんの気持ちマシになった感じはありますが、ヒリヒリと痛いし皮膚が荒れる代償を考えると長期的には使えませんでした。
その後、デオナチュレやテサランなど低刺激で即効性が高いと評判の「クロルヒドキシアルミニウム」が主原料の制汗剤をいくつか試しましたが、手がベトベトになるだけでほとんど効果なし(~_~;)
自分の手汗が「病気」であることを知る
その後も手汗についてネット検索していたのですが、あるブログ記事でこんな記載を見つけました。
この記事に出会うまで、自分の手汗が病気だなんて考えもしなかったし、病院で治療が受けられるなんて思いもしませんでした。
記事を読んだその日に、すがるような思いで近くの総合病院を受診したのを覚えています。
そして、まず皮膚科ではなく呼吸器科へ案内されたことに驚きました。
診察の結果、僕の手汗は最も重度の「レベル3」の原発性局所多汗症ということが判明。
また、手のひらほどでは無いにせよ、足、脇、額も多汗症の診断を受けました。いわゆる「全身多汗症」です。
一時、手術を決心するも…
「とにかく、日常生活に支障をきたす手汗を完治させたい」と医師に伝えると、「完治させるにはETS手術しかない」と告げられました。
ETS手術は、正式名称「胸部交感神経遮断手術」というもので、脇からメスを入れて発汗の原因となる交感神経を切断する手術なのだそう。
費用は、保険適用で両手12万円。
最初は、「給料の半分を出して治るなら、ここは奮発してさらに仕事に集中できるようにしよう」くらいの考えで前向きに検討していました。
ですが、ETS手術には以下のようなリスクが伴うことから、医師からも慎重に判断するよう言われました。
- 代償生発汗が起こる場合がある(手汗を止める分、他部位から多量な発汗が起こる)
- 全身麻酔を使う手術だから3日ほど入院が必要
- 効果が得られない場合もある
- 再発の可能性がある
いやいや、リスク大きすぎ!泣
これだけ大掛かりな手術を受けて、失敗したり他部位からそれ以上に汗が出たらそれこそ本末転倒ということで断念しました。
イオントフォレーシス治療開始
ETS手術の他に医師から提案されたのが、「イオントフォレーシス療法」です。
イオントフォレーシスとは、微弱電流の通った水に患部を浸けて、汗腺を麻痺させる治療とのこと。
手術のように完治を目的とした治療ではありませんが、数週間継続的に施術することで、一時的に発汗をストップさせられるのが特徴です。
これなら、手術のような副作用もないし、リスクの心配もない。ということで、イオントフォレーシス治療を受けることを決心しました。
そんなイオントフォレーシス、本来は1週間おきに皮膚科に通院して施術を受ける療法なのですが、最近は海外から家庭用の機器を取り寄せることができるとのこと。
そこで医師から勧められたのが、「サーリオ」というドイツ製の家庭用イオントフォレーシス機器です。
本体価格約9万円とETS手術と大差ないコストがかかりますが、一度取り寄せてしまえば自宅で好きな時間に治療ができるので、思い切って購入を決心!
日本の病院で取り扱っている機器ではないので、個人輸入というかたちで日本語公式サイトからネット注文しました。
注文後5日ほどで、サーリオが到着。
それ以来、毎晩の入浴後にイオントフォレーシス治療を続けました。
サーリオのおかげでレベル3の手汗がストップ
10分間の治療を2週間続けた結果、サウナ並みの発汗が嘘のようにストップしました。
営業先で、手汗が止まっていることに気がついた瞬間の感動は今でも忘れません。サーリオの効果恐るべし。。
サーリオの詳しいレビューは、以下の記事にまとめていますのでぜひ参考にしてください。
ちなみに、足裏の汗もサーリオのおかげで止まっています。(足の側面は水に浸からないため効かない)
何気に足汗もかなり不快だったので助かっています。また、サーリオは容器が大きい分手のひらと同時に治療ができるのが嬉しい!
手足の効果が凄まじかったので、軽度の多汗症と診断された額、首、脇もサーリオのオプションパーツを使って治療しています。(範囲の広い部位は手汗より時間がかかったものの、しっかり効果が出ています)
病院に行った際、手術ではなくイオントフォレーシス、サーリオを勧めてくれた医師にはほんとに感謝しかないです。
仕事、恋愛、趣味に集中できる喜び
29歳になった現在は、Webマーケ会社から独立し個人事業主としてWeb制作業を営んでいます。
手汗がストップしたことで、仕事はもちろん、趣味の読書やピアノ演奏に打ち込めるようになりました。
もっとささいなことだと、スマホやマイクの受け渡しや、友人や彼女とのスキンシップが気軽にできるようになったし、書類をびしょびしょに濡らしてしまうことも無くなりました。
いやー、汗が無い日常、本当に快適すぎる。
学生時代からあらゆるシーンで生きづらさを感じていた僕にとって、日常から「あせ」の二文字が無くなっただけで人生イージーモードです(笑)
僕がこのブログを立ち上げた理由
このブログの運営目的はシンプルです。
僕と同じように多汗症で悩んでいる人に、少しでも役に立つ情報を提供したい。
そして、大袈裟でなく人生を変えてくれた「イオントフォレーシス」の存在を知ってもらいたい。
この2点です。
本ブログでは、僕がこれまでに試した治療や、サーリオをはじめとする家庭用治療器の体験談を更新していきます。
常に製品の最新情報やレビューを更新していきますので、多汗症で悩んでいる方や、イオントフォレーシス治療が気になっている方はぜひ参考にしていただければと思います。
簡単にまとめる予定のプロフィールでしたが、気がつくとかなり長文になってしまいました。。最後まで読んで頂きましてありがとうございましたm(._.)m
どうも、みらい( @mirai_takan)でした。